子供の頃からクラシックバレエをしていました。姿勢が良いといわれるのですが・・・
カイロプラクティック開業して22年、姿勢矯正師の鈴木です。
今回は、こんな質問をいただきました。
20代、ゴルフ暦2年の女性質問者さんです。
質問:5歳の頃から18歳までクラシックバレエを習っていました。バレエをやっていたおかげで、ずっと姿勢は良いとみんなから言われていました。
それでも姿勢矯正は必要なのでしょうか?
バレエをやっていて、ゴルフに得することってありますか。
回答:スポーツやダンスに特化した姿勢と健康的な姿勢は、必ずしも共通ではありません!
バレリーナやモデルさんって、スリムでとても美しいですよね。
ただ、姿勢矯正師から見ると、一概に姿勢が良いといわれる人の中でも骨格や筋肉の構造上、負荷がかかっていないとはいえません。
すべての、その道のアスリートがそうだとはいえませんが、質問者さんはバレリーナということですので、バレエについてお話します。
骨盤や骨格に負荷がかかりにくい姿勢の基本は、足先から順番にいきますね。
・かかと体重
・膝裏を伸ばす
・股関節を内向きに意識
・頭を肩の上に(耳が肩の上にあるように)
・あごは引きます
その意識で、かかと、膝、股関節、肩、耳が地面から垂直一直線になるように立ちます。それが、体幹を鍛えながら良い姿勢を保つ姿勢です。
自分の認識が間違っていたらごめんなさい。バレエの姿勢のイメージはつま先立ち、腰を沿って遠くを見て胸を張る。そんなイメージなんですね。
先にも述べましたが、基本姿勢とくらべてみれば、いろいろ違っていると思いませんか。
何かをするために必要な筋肉や関節の動きは、そのものをよりよく見せるためには大切なことです。
姿勢矯正師は、そのような特化した姿勢ではなく、日頃から常に意識を持ってする姿勢がいちばん、立っていても座っていても楽でいられる姿勢。筋肉にかかる負荷が少なく
故障を起こしにくい姿勢。見た目にもバランスの取れた良い姿勢。
そんな姿勢が、本当の意味でよい姿勢だと思っています。
質問者さんは、もしご自身の姿勢が基本姿勢と違う部分があれば、ゴルフの技術を向上させるとともに、さらにスタイルアップや健康を目指してくださいね。
最初のステップ:基本姿勢を日頃から身につけましょう。
ご自身が、10数年間、身につけた姿勢をこれから変えることは、かなり大変なこととは思いますが、これから先、年齢を重ねることで基本姿勢の大切さを実感していただけると思います。